お知らせ

イスタンブールを旅してきました。目的は、ミマール・シナン(正しい発音はスィナン)の建てたモスクやメドレセ・ハマムなどや、ビザンティン帝国時代の聖堂の見学でした。でも、修復中のものもあり、外観すら望めないところも多く・・・ 詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。

2012年4月26日木曜日

7日目1 エルズルムからスメラへ

朝になっても室内は暑かった。
6時からの朝食だったが、早めにレストランに行くと、もう開いていた。
今日もおっちやんの摂った朝食。牛肉のハムの向こうのパサパサの束はチーズ。シリアの麺のようなチーズとはちょっと違うかな。
出発まで時間があったので、ゲレンデに出て花の写真を撮った。外はひんやりしている。
一見花はあまり咲いていないようだったが、ここでは新しく目にした花がたくさんあった。
東トルコを周遊していて、ある標高の所に行くとカモガヤの花粉症が出るのだった。昨日のアニ遺跡は大丈夫だったのに、このスキー場ではクシャミをしながら花を撮ることになった。
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スキー場のホテルからはすぐに自動車道D100に入った。
今日はエルズルムから黒海沿岸のトラブゾンへと向かう。トラブゾンは、下地図では左上の丸印から少し右の黄色い道路が沿岸道路に突き当たる場所にあります。

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また今日も遠くの山々を眺めながら高原を走るのかと思っていたら、行くE80とは別れE97号線に入った。
昨日までとは違って、次第に山岳道路っぽくなってきた。右向こうに見えるのがコプ山 Kop Daĝi。
山頂を右に避けて標高2390mのコプ峠を通過。休憩して周りの山が眺められるのかと思ったのに。
ロシアとの戦争の記念碑です
峠を過ぎたら当然連続カーブの下りがある。
左の山肌と道路の間に出現した小さな流れが、いつの間にか川になっていた。
バイブルト Bayburtの町の手前でトイレ休憩。
バイブルトは新しい町だったが、町を通り過ぎようとした時に、山の上に城壁が見えた。ビザンティン時代のものらしい。
その後はしばらくは遠くの雪山を眺めながら高原状の大地を通った。 
周囲が奇岩の山並みになったところで頂上に城壁が見えた。
山間部を走ってギュミュシュハネ Gümüşhaneの町を通り抜け、また山岳道路となって、ダム湖を見下ろしながら走っていった。
また左手に雪の残る山々が見えて来た。
その先でジガナ・トンネル Zigana、標高1820m、長さ1702mに入った。 

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長いトンネルを越えてしばらくしてレストランで2回目のトイレ休憩。
レストランには夏休みで子供達がいた。小さな女の子の好きなおっちゃんは写真を撮っただけだったが、旅の写真帳さんは折り紙で作ったカエルをプレゼント。背中を押すと跳ねる小さなカエルをもらって喜んでいる笑顔。
下の写真:休憩所の端にあったパン屋。ハムシュキョイ Hamsiköyというのがこの集落の名称らしい。丸い大きなパンが並んでいたが、小さいのを2つ買った。
マチュカ MaçkaでE97号線をはずれ川に沿って山中に入っていく。マスの養殖場が幾つかあった。道からはずれて橋を渡ったところのレストラン前でバスは止まった。
この辺りはトウモロコシの産地です。黄色いパンはこの地方のだけのもので、トウモロコシのパンです
スープもトウモロコシ
パンは2種類。トウモロコシ・パンは粘りがなくポロポロとした食感だが美味しい。さっき休憩で買った丸いパンがこのトウモロコシ・パンだったことが帰国後判明。買って良かった!
メインはマス。やっぱりカッパドキアの洞窟レストランで食べた方が美味しかった。
またスープが出てきたのかと思ったら、デザートのスュトラッチ sütlaç、ライス・プディングだった。
食後川の側にある一段低い建物が古そうなので下りてみた。高床式のネズミ返しのある倉らしかった。その下がレストランになっていた。ここの方が趣きがあった。
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