お知らせ

イスタンブールを旅してきました。目的は、ミマール・シナン(正しい発音はスィナン)の建てたモスクやメドレセ・ハマムなどや、ビザンティン帝国時代の聖堂の見学でした。でも、修復中のものもあり、外観すら望めないところも多く・・・ 詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。

2015年9月3日木曜日

サマルカンドからシャフリサブスへ


サマルカンドからシャフリサブスへ移動。

ホテルを出発すると、まもなく郊外へ。再び天山山脈を左手に眺めながらのバス旅となる。
意外に天山山脈は西の方までのびていた。
それでも少しずつ山は過ぎ去り、新たに現れる。
山脈の手前には低く、柔らかそうな山があり、更に集落があったり、牧草地があったりして、農地から乾燥地帯へと徐々に移っていく。
同じくらいの大きさに土が積まれて列になっている。
カレーズですとガイドのマリカさん。
地下水路はウズベキスタンにもあったのだ。
険しい山はこの辺りまで。

左が高く右が低いのはこれまでと同じだが、いつの間にか左に見えていた山はなくなっていた。
そしてまた左側が小高くなってきた頃に、赤いケシの群生が見られるようになった。
この花は栽培しているのではなく、この時期に一斉に咲く野草という。

どこかケシの花がたくさん咲いているところでバスを停めて、写真ストップしましょう。
バスはメインの道路から外れてケシのお花畑を探しながら進んでいった。舗装のよくないでこぼこ道を行く。
麦畑の手前にあった群生地でストップ。降りると少し離れたところで若い女性が2人、ケシの花束を持ってポーズをとっていた。
何かの撮影会かなと、ケシを写すのを忘れて2人を撮る。
その次に見たのは、2人の間におばちゃんが割り込んで3人になったところ。
お母さんが二人の娘の間に入って写真を撮っているのだった。
ケシは意外とアップで写しにくい。
アップでピントが合ったのはこれだけ。

ケシに混じって他の花も咲いている。
極細だが先は丸い四弁花。アブラナ科ダイコン属のような。
これはアップで撮れた。

細い茎が伸びてハタザオ属のよう。
ハタザオ属は4弁でも2枚ずつ対になって2組というような咲き方をするが、サクラのような花弁が4枚なので、ハタザオ属でも、アブラナ科でもなさそう。

セリ科の花
シラネニンジンに似ているが、葉が狭い。

道路は相変わらずでこぼこしていたので気付かなかった(居眠り?)が、いつの間にかメインの道路に戻っていた。
葡萄畑を見かけたり、
小麦のエレベータを見つけたりと、ずっと車窓を眺めていたつもりだったが、
知らぬ間にシャフリサブスの町に来ていた。やっぱり居眠りしてしまったのかな。

そして、バスが工事中の道路に。サマルカンドの修復が終わったので、今度はシャフリサブスの番なのだとか。
この建物は取り壊すのか、新しく建てたのか。レンガ壁の内側が、木を斜めに渡して焼成レンガを詰めているのが面白い。

                        →シャフリサブス1 アク・サライ宮殿の門へ

関連項目


※参考文献
「UZBEKISTAN The Great Silk Road TOURIST MAP」 Cartographia 2009年