お知らせ

イスタンブールを旅してきました。目的は、ミマール・シナン(正しい発音はスィナン)の建てたモスクやメドレセ・ハマムなどや、ビザンティン帝国時代の聖堂の見学でした。でも、修復中のものもあり、外観すら望めないところも多く・・・ 詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。

2016年6月16日木曜日

ビシュケクの国立博物館1 石人


ビシュケクの国立博物館を見学。

博物館内は暗くてよく写せなかったが、石人が迎えてくれた。
その上にはキルギスの遺跡分布図
遺跡の種類や時代など。
石人は中央下から四つ目の青い人形のものかな。7-8世紀のもののよう。

石人やその写真は中央の階段のある吹抜の手摺にそって展示されている。
やはり風化が進んで顔もよくわからない。こういうものに目がいくのは、日本には石仏やお地蔵さんがあるからだろうか。

輪郭もよく整えられておらず、早期のものではなどと想像させる。
頭部だけ残っているこの石人は、なにか考え事をしているような。
こちらは子供かな?しかし、右手に持っているのは酒盃だったはず。
小さいせいか、人間を立体的に仕上げている。

ヒゲをたくわえ、右手で丸みのある盃をかかげる丸顔の男性。
うつむいているのかな。
丸顔でヒゲもあるが、腕も酒盃も表されていない。
これも石人?

一方、パネルは細部の浮彫がよく残っていた。

楕円形というよりもアーモンド形の顔。ヒゲもあり、やや狭くて苦しそうだが、右手で小さな酒盃を、左手で刀、刀かな?を掴んでいる。
こちらは丸顔でヒゲはなく、耳飾り・首飾りをつけた有力者の妻のよう。右手親指と人差し指でつまんでいるのは、やっぱり酒盃かな?

巨大なクルガン(墳丘墓)を背景に立つ石人。
肩には甲冑を着けていたかと思わせるような肩当てが表され、手首まで袖のある衣装を着て、右手で酒盃を掲げる。左手の方は、ベルトか2本の刀へと伸びている。
別のパネルでは、四角形平面の石囲いの周囲に石人が置かれていたことを示している。そして、円形の石囲いの地下には死者が埋葬されていて、やっぱり石人は墓地に置かれるものだったことを示している。
石人がその墓主だったのかな。

博物館の外にも石人はいたが、見に行く時間がなかった。
奥の方にも立てられている。

時代も本来立てられていた場所の手がかりもないが、石人については後日。

    アルマトゥイからビシュケクへ← →ビシュケクの国立博物館2 騎馬遊牧民の遺品

関連項目
石人とは
バラサグン遺跡2 石人
アシュ村で朝散歩