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中央アジア各国の旅行記が完成したので、西アジアのイラン旅行をまとめています。
その中で気になるものについては、忘れへんうちにに記事を載せていきます。

2015年6月29日月曜日

シャーヒ・ズィンダ廟群7 八面体の廟


シャーヒ・ズィンダ廟群次は16番

16 八面体の廟 1430-40年
『中央アジアの傑作サマルカンド』は、高いドームと尖頭アーチの開口部のある八面体の館が残っている。この廟はミルゾ・ウルグベクの命により建築され、一般的に「八面体」と呼ばれている。廟の地下室には、4人の無名の女性の柩がある。この八面体の廟は、形ではイランとアゼルバイジャンの塔形廟に似ている。両国の建築家は、当地の建物の建築に活躍したそうであるという。
コバルト・ブルーで卍のような文様をつくっている。
尖頭アーチの上には黄色とトルコ・ブルーの蔓草文様、上は白いアラビア文字の下地にトルコ・ブルーの渦巻く蔓草文。
中は大きなドームには金色のフレスコ。
その下にはトルコ・ブルーの渦巻く蔓草文様の地に、白いアラビア文字。黄色い葉や花が目立つ。
その下は絵付けタイルで、白とトルコ・ブルーの2色の渦巻く蔓草文。

八面体に続く17:不明の廟と18:1380年代の廟は残っていない。
向かい側に続く19-22の不明の廟は再建されたもの。

19の廟はシャーヒ・ズィンダ廟群のジオラマがある。
内側も焼成レンガのままになっているので、
正方形から円形への移行部がよくわかる。
この程度の大きさならば、スキンチで正方形から八角形にしたところで、円形に移行できている。厳密に十六角形にしなくてもよいみたい。
スキンチの中は2つのムカルナスになっている。

その近くの廟(20か21)はやはり焼成レンガのまま

円形への移行部もよく似ている。
こういう風に写すとスキンチの中で、小さな焼成レンガが2枚のムカルナスの曲面を形成している様子がわかる。
内部にタイルで装飾された棺が安置される。
棺にはモザイク・タイルで、白い文字の地にトルコ・ブルーの渦巻く蔓草文。

22の廟には白い柩が置かれている。

18から25:葬儀用モスクまでに、棺の露出した建物跡などがある。

         シャーヒ・ズィンダ廟群6 シリング・ベク・アガ廟
                   →シャーヒ・ズィンダ廟群8 ウスト・アリ・ネセフィ廟
関連項目
イーワーンの上では2本の蔓が渦巻く
シャーヒ・ズィンダ廟群1 表玄関にオリジナルの一重蔓の渦巻
シャーヒ・ズィンダ廟群2 2つのドームの廟
シャーヒ・ズィンダ廟群3 アミール・ザーデ廟
シャーヒ・ズィンダ廟群4 トグル・テキン廟
シャーヒ・ズィンダ廟群5 シャディ・ムルク・アガ廟
シャーヒ・ズィンダ廟群9 無名の廟2
シャーヒ・ズィンダ廟群10 アミール・ブルンドゥク廟
シャーヒ・ズィンダ廟群11 トマン・アガのモスク
シャーヒ・ズィンダ廟群12 第3のチョルタック
シャーヒ・ズィンダ廟群13 クサム・イブン・アバス廟
シャーヒ・ズィンダ廟群14 クトゥルグ・アガ廟
シャーヒ・ズィンダ廟群15 トマン・アガ廟
シャーヒ・ズィンダ廟群16 ホジャ・アフマド廟

※参考文献
「中央アジアの傑作 サマルカンド」 アラポフ A.V. 2008年 SMI・アジア出版社