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中央アジア各国の旅行記が完成したので、西アジアのイラン旅行をまとめています。
その中で気になるものについては、忘れへんうちにに記事を載せていきます。

2016年8月8日月曜日

ソンクル湖畔で朝散歩


ソンクル湖で日の出を見たいと思っていたので、暗い内に起きて外に出てみた、4時26分。
大きな丸く見えるものは月、こんな形ではなかったのに。
ソンクル湖の緯度は 41°51'0.72"N(Google Earthより)と日本のアルプスよりも高いので、速く日が出ると思っていたのに、まだ先のよう。
シャワー室?の傍にもう起きて歩いている人がいる。
その向こうの四角い建物、昨日はバタバタしていたので気付かなかった。
日の出るのは右端の一番白いあたりかな、4時29分。
段々と山際が赤らんで、先ほど見えていた細い月が少し高くなって、やっとピントがあった、5時1分。
これがタイトルバックの画像です。

せっかくなので、湖畔で日の出を見ることにした。
暗い内に見えたのは遊牧民のテントだった。その周囲やらあちこちに家畜がいた。夜中に聞こえた動物たちの移動は、ここにいる家畜たちだったのかな。
最初はしっかりとした地面だったが、次第にでこぼこしてきた。谷地坊主が湖岸まで続いている。
小さな白い花はエーデルワイス、日本ではミネウスユキソウがエーデルワイスに似ているとされている。山歩きをして見かけたことはあるが、こんなに小さくはなかった。ヨーロッパ・アルプスのエーデルワイスもこんなに小さいのだろうか。
拡大すると、エーデルワイスのまわりに生えている草は先がかみ切られ、先までないものが多い。これは家畜が食べるからだろう。ということは家畜はエーデルワイスを食べないのだ。
以前にスイスに旅行した人が、アルプスに行ったのにエーデルワイスは見なかったと言っていた。その理由が、家畜を放牧しているので、牧草と一緒に食べてしまうからだという。それを信じていたのだが、それが間違いだとわかった。

西の方の山々と湖近くのユルト。昨夜はこのユルトの灯りか写った。
谷地坊主だけならしっかりと踏めるのだが、湖岸に近づくにつれ、谷地坊主の間が泥沼のようになって、その間隔が段々と広くなってきた。
家畜が足を踏み入れたところもあって、かなり深く入り込んでしまいそう。気をつけないと。
その周りにのたうちまくっているのはヒメスギランかも。

泥沼にはまることもなく湖畔に到着、5時33分。それでも日は昇らない。
湖畔は砂浜ではなく、いろんな石が積み重なっていた。
西田進のホームページキルギス-天山山脈ヘリハイクと花の旅によると、火成岩もあり、堆積岩もあるらしい。
ソンクル湖ってどうやってできたのだろう。
まだ日は出ない。少しずつ太陽の昇る方向へと岸辺沿いに歩を進めていく。

やっと太陽が姿を現したのは5時49分。

ユルトでは朝食の支度の煙が上がっている。6時からの朝食に間に合わない!
蹴られないように馬を避け、突進されないように牛と目が合わないようにしながら戻っていく。
牧羊犬は、狼に食いちぎられないように、耳と尻尾を子犬の時に切り取るのだそう。

朝食のテーブルに紛れ込む。
黄色いのは自家製バター
クレープが私の前に運ばれてきた。小さな揚げパンやビスケットなどもある。

食後は皆さんと朝散歩。
羊だけはこのような柵に入れられている。
生まれて3日目の子羊。立っていたが、すぐに寝そべってしまった。他の羊たちに踏まれないように、柵の外に、日に当てておいてある。
羊にもいろんな角の形がある。ねじ曲がったのを写したいのだが、柵にぎゅうぎゅう詰めのため、羊たちは動けない。
前向きを撮りたかったが、こちらを向こうとしない。ちょっと後ろを向いて角の曲がったのが見えた。
ガイドのタラスさんが歓談しているのは家畜の主シィーユンさんと奥さんのウーライさん。
添乗員金子氏の旅日記によると、家族8人、6-9月はソンクル湖畔に住み、馬3頭、牛7頭、羊700頭を飼い、冬はイシク・クル湖畔の家に戻るのだという。

湖畔へと向かう。雑草は輪っか状に生えている。
ピンクの花もたくさん咲いていた。
花についてはこちら

ソンクル湖をよく知っているタラスさんにつれられて湖畔まで行ったので、足を取られるような危険個所もなく行き着くことができた。
5℃まで大丈夫という防寒着は必要なくなったが、フリースは必要なくらいの気温。

外輪山のようにソンクル湖を取り巻く高い山々に、近くのなだらかな丘。シィーユンさんのユルトと羊の柵、そのずっと向こうが泊まったユルト村。

戻ってくると、羊は柵から出て朝食に向かって散らばっていく。シィーユンさんと別の牧羊犬が一緒に出掛けるところだった。


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関連項目
ソンクル湖で見た花


※参考サイト
西田進のホームページキルギス-天山山脈ヘリハイクと花の旅