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中央アジア各国の旅行記が完成したので、西アジアのイラン旅行をまとめています。
その中で気になるものについては、忘れへんうちにに記事を載せていきます。

2016年9月29日木曜日

シャフリスタン・トンネルを抜けると絶景が待っていた


ブンジカット遺跡から10分ほどのところで写真ストップ。
道端で果物などをうるおばちゃんたち。日陰に座り込んでいる。
ローマ建国神話のロルムスとレムスの像があるという。
何故この地に?
それは先ほど見学したブンジカット遺跡でオオカミに育てられるロルムスとレムスの壁画が発見されたので、やや離れた地にその記念として像が置かれているのだとか。
ローマのカピトリーニ美術館の像が実は中世に造られたものだったというようなことが報道されたこともあったが、同じテーマの壁画があるとは。しかもローマから遠く離れたゾロアスター教を信仰するソグド人の町に。

ウズベキスタン側からタジキスタンに入って以来、国土の97%が山地というこの国で、遠方に山が見えてもほぼ平らな土地を旅してきた。ポプラなど人の植えた樹木はみかけたが、山には木がなかった。

ところが、山岳地帯へと入って行くにつれ、木がぽつぽつと生える山が出てきた。遠方には雪山も。
まだ灌木という程度だが、それでも木のある山を見るとほっとする。松が多いのかな。
そして草を求めて移動する羊たちに出会ってのんびりとした気分に。

数年前まではトンネルがなく、峠越えが大変だったというこの道路は、首都ドゥシャンベへの唯一の道でもある。そこに中国の援助でトンネルが通って、かなり時間が短縮されたという。



トンネルの前で写真ストップ。
トンネルは2本あるが、右側だけが使われているみたい。
左手には高い雪山が。
パミール高原の山かな?

しっかりと「シャフリスタン隧道」と中国語でも書いてある。1本だけなので対面通行。
トンネルを出たら、いきなり急斜面につけられた道路に。さきほどまでとは大違い。
谷底は深い。大型トラックが落ちているのを見たという人もいた。
向こうには雪山が幽かに見え、まともにガードレールもない道をいつまで走るのだろうと不安に。
山の形に沿って左右のカーブはあるものの、急な下り坂ではない。
故障しているのか、こんなところで車を停めている。

谷底とそこに至る道が見えた。まだまだ先は長そう。
狭くなった箇所は、勢いのある車が突っ込んでくるので、コワイ。
ようやく谷が開けたところが見えてきたが、まだこの高さ。
日本で峠越えというとつづら折れの深いヘアピンカーブの連続だが、ここではZ字形に大きく2回曲がっただけで谷底に下りてしまった。それでもトンネルの入口から谷底までは30分くらいかかっただろうか。

車酔いもできないほど緊張して乗っていたが、その後にはなんとも美しい風景が待っていた。
黄葉の木々の途切れた斜面には奇岩が。
土の山かと思うくらい軟らかそう。
あー、もうすぐ終わってしまう。
最後に撮った写真。こんなところにも人のつくった建物が。

ゼラフシャン川に出てきた。

地層が縦になった山々と果樹の紅葉、
そして白や赤い地層が露出した斜面へと続いている。この地層はやっぱり古代テチス海に堆積したものが露出しているのだろう。

集落はフシュカット(Khushkat)という。
Google Earthより

ゼラフシャン川の崖もなかなかのもの。
ちょっとカッパドキア風?
続いて橋を渡る。

しばらくゼラフシャン川左岸を走ったが、絶景ポイントはそちらだった。


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