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中央アジア各国の旅行記が完成したので、西アジアのイラン旅行をまとめています。
その中で気になるものについては、忘れへんうちにに記事を載せていきます。

2017年2月9日木曜日

ウズベキスタン歴史博物館2 仏教美術など


仏教美術のコーナー
右端の柱礎はテルメズ出土、1-2世紀のもの

アカンサスと楽人の浮彫 1-3世紀 石造 アイルタム出土
左右の壁人物に展示されていて、下からの照明のため、せっかくの作品が暗い上に妙な色がついている。
仏陀も登場していた。
花綱を持つ人も。いや花綱は長いので首飾りかも。
照明の加減で、楽器を持つ人の写真がうまく撮れなかった。以前にアカンサスは東へという記事を作った時の画像はこちら

仏陀と供養者の壁画 1-3世紀 ファヤズ・テパ出土
『ウズベキスタン考古学新発見』は、僧院西側の祠堂には供養者などの壁画断片も発見された。ヘレニスティックな陰影法とこの地の特徴的な線描法とが融合している。この祠堂内から有名な石灰岩製の仏坐像が出土したという。
仏陀らしい。
確かに隈取りによる陰影で、立体的に表されている。
供養者たち
アレクサンドロス大王 

中でも最も目を惹くのは、何といってもファヤズ・テパの講堂の壁から出土した仏三尊像だろう。

仏三尊像 1-3世紀 石灰岩 
詳しくは後日

菩薩立像 1-3世紀 塑造 ファヤズ・テパ出土
ダルヴェルジン・テパ出土の菩薩像と同じく、瓔珞を別に作って貼り付けている。
左右に張り出した裙の衣文は横向きとなり、ギリシア由来の翻波式で密に表されている。
頭部

ストゥーパ 1-3世紀 ファヤズ・テパ出土
蓮華が描かれている。
その出土状況も。では、現地で見学したストゥーパはこの中に入っていたのだろうか。その背後の日干レンガの遺構は何だろう?

反対側の展示
太陽の神  1-3世紀 塑造 ファヤズ・テパ出土
土着信仰の名残
菩薩像断片
こんなに盛り上がった瓔珞や首飾りが当時の人たちも付ける装飾品だったのだろうか。
菩薩足
菩薩の手
建築装飾断片 2-3世紀 ファヤズ・テパ出土
 同上

仏坐像 2-4世紀 カラテパ出土
カラテパ遺跡の出土品については後日 

修道僧像断片 1世紀 オールド・テルメズ出土
群像の一部のよう

展示室の様子
バクトリア風表現の男女像 1-2世紀 アイルタム出土
背後の秦の兵馬俑のような像は正面から見ていなかった。
棺 1-2世紀 テラコッタ ダルヴェルジン・テパ出土
こんなに長く浅いものは、ゾロアスター教徒のオッスアリではないだろう。

別のコーナー
中央下のテラコッタ製水道管(後1-3世紀)はオールド・テルメズ出土

棟飾り 後1世紀 ハルチャヤン出土
パルメット文の変化したもの
これもパルメット文?
人物小像と型 サマルカンド、アフラシアブ出土
小人物像 後1世紀 サマルカンド、アフラシアブ出土

ベルトのバックル 後1-2世紀 象牙 サマルカンド州クルガンテパ墓出土
騎馬戦士の戦闘場面が描かれている。
戦闘場面や狩猟場面。左下は2頭のフタコブラクダ。

青銅鏡 後1世紀 中国製 タシケント出土



 ウズベキスタン歴史博物館1 青銅器時代を中心に
               →ウズベキスタン歴史博物館3 ソグドの美術

関連項目
アカンサスは東へ
ウズベキスタン歴史博物館4 イスラーム時代
クワの仏教美術 ウズベキスタン歴史博物館と国立美術館より

参考文献
「STATE MUSEUM OF THE HISTORY OF UZBEKISTAN」 2013年 PREMIER PRINT