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中央アジア各国の旅行記が完成したので、西アジアのイラン旅行をまとめています。
その中で気になるものについては、忘れへんうちにに記事を載せていきます。

2016年6月23日木曜日

アラ・アルチャ渓谷


ビシュケクの街の南には天山山脈の支脈キルギス・アラトーが続いていて、ホテルからも雪の残る山々がよく見えた。
山は奥にあるものほど白く、氷河もありそうだ。

今日はそんな山脈にあるアラ・アルチャ渓谷のフラワー・ウォーキング。
街を出るとやがてアラ・アルチャ川に沿って山間部へ。
川の水も豊富で、その周囲は木々が生い茂っている。中央アジアでは珍しい景色。

白い山がはっきりと見えてきた。

そして、この尖り屋根の建物前で車は行き止まり。バスを降りた瞬間から花がどんどん目に飛び込んできて、手当たり次第カメラに収めていくが、ピントの合ったものは少なかった。

途中にあった地図の一部分。上(北)の赤い線が車道だとすると、川沿いの道を少し歩いただけ。それでも近くには3000m級の山々が迫り、その周辺には4000m級の峰々があるので、高山植物を見つけるのに下を向きがちな目を上の方に向ければ、峻険な山や白い峰が、すこしずつ姿を変えながら見えている。

草の生えた山の向こうにギザギザの高い峰、更にその間から雪の残る高山が見え始めた。

傾斜も緩く、舗装された歩き易い道からウォーキング開始。

しかし、道の両側には高山植物が花咲いているので、撮影してはすぐに遅れ、走って追いかけることを繰り返す。

かつては日本のお神籤を結ぶ木のように、願掛けした布が巻かれていたモミの大木。今年からそれが禁止になったそう。モミといえば針葉樹、まっすぐに伸びていくものだが、この木は下の方で数本に分かれ、それぞれが上に伸びて、なんとなく人の掌のよう。モミ自体がキルギスでは神聖な木ということで、日本人のような顔立ちのガイド、タラスさんは、モミの落ち葉を少し燃やして、その香りをかがせてくれた。
でも、この幹から分かれた木に、人々は特別なものを感じて願掛けの布を結んだのではないだろうか。一応スンニ派のイスラーム教徒ということだが、ソ連時代にモスクなどは全て破壊され、あまりムスリムっぽくない。逆にこのようなイスラーム以前の信仰も残っているという。
常に右手にアラ・アルチャ川の流れを感じながら、花を探して歩き続ける。
気付いたら、左向こうの峰がえよく見えていた。これはもう残雪ではなく、氷河である。

散策路は依然として緩い傾斜だが、
遠くの峰はさすがにすごい。
中央の山の左側にはギザギザの稜線が前後に重なり、
右側には雪渓の残る尾根。

流れの音が大きくなったと思ったら、川のすぐ傍に来ていて、小さな橋が架かっていた。 
橋から上流
そして下流

いつの間にか休憩所のような広場(といっても針葉樹だらけ)に来ていた。

もう少し歩き続けると、右奥から流れてきたアラ・アルチャ川が、ここで向きを変えている。
奥の山もごつごつとした岩峰である。

そして左側はといえば、流れはたいしたことはないのだが、水がひたひたと流れている。これが合流点とは。
もう少し奥に本来の流れはありそう。

この辺りで時間切れ。

バスでビシュケクへと戻る途中にも珍しい花の咲くところに立ち寄った。穂咲きの紫の花の群生。

もう少し高度を下げると今度は穂咲きでも白い花の群生。遠目ではサラシナショウマっぽいが。

その後、だんだんと標高を下げて、
平たくなってきたが、まだアラ・アルチャ川の水は白濁したまま。


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アラ・アルチャ渓谷で撮れた花の写真
アラ・アルチャ渓谷の花 日本の花に似たもの1
アラ・アルチャ渓谷の花 日本の花に似たもの2
アラ・アルチャ渓谷の花 日本の花に似たもの3
アラ・アルチャ渓谷の花 日本にないもの